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Gastroscopy 胃カメラ(経口内視鏡検査)

胃カメラ(経口内視鏡検査)について

口から挿入する経口内視鏡を用いて、上部消化管(食道・胃・十二指腸)の状態を観察します。

ほとんど苦痛のない検査として、点滴をしながら適量の鎮静剤を使用する方法も選択していただけます。
ただし、鎮静剤の影響が残るため検査後1時間程度はベットで休んでいただきます。

当日検査

検査の空き状態によっては対応させていただきますが、9:00から9:30までにお電話 03-3741-2258 にてご連絡ください。

胃カメラ検査の動画解説

胃カメラ検査に関しては解説動画もございます。
経口内視鏡と経鼻内視鏡の違いなどを詳しく解説しています。

思ったほど苦しくない経口内視鏡検査の受け方のコツ

当院では他に経鼻内視鏡や麻酔を併用した内視鏡をおこなっておりますが、実際におこなっているには90%以上が従来からのノドの麻酔だけの検査方法です。
正直、他の2つの検査方法に比べ苦しくないと言ったらウソになります。
指を突っ込めば誰でもゲーゲーする所に内視鏡という異物が入るのですから。
しかし、胃カメラは指ほどは太くないものですし、そこにはある程度のコツがあります。
まず、最も大切なことは確実にノドに麻酔を効かせるということです。
そのためには、看護師の話をよく聞いていただき、できる限りノドの奥のほうに麻酔が効くように麻酔薬のうがいをしていただきます。
そして、初めから苦しいと思い込んで緊張しないことです。
そのためには、まず肩の力を抜いてください、そして目はとじない(閉じるとどうしてもノドに神経が集中してしまう方が多いからです)で、前のほうをボーっと見るようにします。
検査中は私の声は聞こえますのでその指示に従ってください。
麻酔が十分に効いていて場思った以上に楽に内視鏡はノドを通過します。
また、たとえ咽喉頭部を通過する際多少違和感があっても1分ほどでかなり慣れますし、検査は数分で終了します。
ですから、当院では2回目以降の検査もこの方法でおこなう方がほとんどです。
勿論、ノドの麻酔そのものがつらい方や、以前に経口内視鏡がつらかった方は他の方法でおこないますのでご安心ください。

経口内視鏡検査の流れ

  1. 検査の前夜の夕食は夜の9時ごろまでに済ませ、いつもより少なめにとってください。
    当日の朝は、何も食べないようにします。
    当日は少量のお水やお茶であれば飲んで構いませんし、医師が必要と判断したお薬は飲んで来て下さい。
  2. 検査前に体をしめつけるものはできるだけはずして、リラックスしてください。
    上着は脱ぎ、メガネや入れ歯は外して、胃に空気が入るのでベルトはゆるめます。
    ボディスーツ、ガードル等の体を締め付ける下着は着用してこないでください。
  3. まず胃をきれいにする薬を最初に飲みます。
    次に検査台に横になっていただき、内視鏡(スコープ)を飲みやすくするために、咽喉の奥を麻酔します。
  4. 横になったままで検査の5分ほど前に胃の蠕動運動を止める注射を肩にします。
    胃内の観察をしやすくして、検査を短時間で終了させるためです。
  5. 検査直前に医師がもう一度ノドにスプレーで喉の奥の麻酔をします。
    内視鏡(スコープ)はムリに飲み込もうとせず、医師の指示に従って軽い気持ちで飲み込みます。
    咽喉を通ったら、ゆっくり静かに「腹式呼吸」をすると、検査は楽に受けられます。
    全身の力を抜いてゆったりした気持ちで受けましょう。検査は数分間で終わります。
  6. 検査が終わっても咽喉の麻酔は1時間くらい残っていますので、すぐに水は飲めません。
    どうしても違和感が気になる場合は口をゆすいでもかまいませんが、うがいはしないでください。
    肩に注射をした場合は、乗り物(車・バイク・自転車)の運転をしばらく見合わせてください。

眠ったままで検査を受けられる麻酔併用の内視鏡検査

内視鏡検査と聞くと聞くだけで苦しい、辛いというイメージが強く、敬遠される方が少なくありません。
また若くて嘔吐反射の強い方、さらには神経過敏で経鼻内視鏡でも鼻の通過時やノドの通過時に苦しかったとおっしゃる方がいらっしゃいます。
そのような方のためには、「意識下鎮静法(セデーション)」をお勧めしています。
意識下鎮静法は、全身麻酔ではありませんが、点滴をおこない鎮静剤を少量静脈注射して苦痛や痛みが感じられない程度に意識レベルを落とすことを言います。
そのため、検査中に苦痛を感じることはほとんどありません。

なお、検査終了後に鎮静剤の作用を除くために拮抗薬を使用しますが、検査終了後も点滴を続け、意識がはっきりとするまでは1時間ほどリカバリベットで休んでいただきます。

麻酔併用の経口内視鏡検査の流れ

  1. 検査の前夜の夕食は夜の9時ごろまでに済ませ、いつもより少なめにとってください。
    当日の朝は、何も食べないようにします。
    当日は少量のお水やお茶であれば飲んで構いませんし、医師が必要と判断したお薬は飲んで来て下さい。
  2. 検査前に体をしめつけるものはできるだけはずして、リラックスしてください。
    上着は脱ぎ、メガネや入れ歯は外して、胃に空気が入るのでベルトはゆるめます。
    ボディスーツ、ガードル等の体を締め付ける下着は着用してこないでください。
  3. まず胃をきれいにする薬を最初に飲みます。
    次に検査台に横になっていただき、内視鏡(スコープ)を飲みやすくするために、咽喉の奥を麻酔します。
  4. 検査台の上で横になっていただき点滴を入れます。
    検査の5分ほど前に胃の蠕動運動を止める注射を肩にします。
  5. 検査直前に医師がもう一度ノドにスプレーで喉の奥の麻酔をします。
    その後、鎮静剤を入れますので眠くなってきます。
    麻酔のかかり方を確認した後検査を開始します。
  6. 検査終了後に鎮静剤の作用を除くために拮抗薬を使用しますが、検査終了後も点滴を続け、意識がはっきりとするまでは30分ほど休んでいただきます。

病理検査

必要な場合は生検鉗子(写真)で胃の粘膜の一部を採取します。
それを外部施設で病理専門医に診断します。
同時にピロリ菌の有無も判定してもらい、1週間ほどで結果が郵送されてきます。